審査員総評&フォトコンデータ

皆さんこんばんは!前回のフォトコンの入賞作品はご覧いただけましたか?

どれも素晴らしい北海道の原風景で、雄大さ、自然の豊かさ、文化や営みを写真を通して感じられました。

今回は、ご応募いただきました写真のデータを特別に大公開いたしますので、是非次回の皆様のフォトコンライフに活かしてください!

2019フォテージフォトコン撮影データ

撮影時期

1月8
2月15
3月6
4月4
5月3
6月8
7月16
8月11
9月5
10月6
11月7
12月1

撮影時期のデータです。最多は7月の16枚、次いで2月の15枚。

逆に応募枚数が少なかったのは12月と5月。

やはり観光の最盛期7月、そして冬のピークである2月は応募枚数が多かったようです。

雪がまだ中途半端な12月、そして意外にもゴールデンウィークのある5月の応募枚数が少なかったです。

撮影エリア

道央13
道北59
道南2
道東17

やはり、美瑛のある道北エリアが半分以上を占めています。

次いで今回の最優秀賞の撮影エリアでもあり、野生動物と隠れた風景スポットの多い道東。札幌のある道央は3位で函館のある道南はたったの2枚のみ。

道南は風景写真では未開の地、隠された絶景がまだまだありそうですね!

そして、今回のフォトコンの総評を写真家の菊地 晴夫氏、中西 敏貴氏から頂いています。

<第二回 フォテージイン美瑛フォトコンテスト審査を終えて>

今回で二回目となるフォテージイン美瑛フォトコンテストの審査が終了しました。 入賞された皆さん、大変おめでとうございます。 応募総数は100作品弱と、このような一般のホテルの規格としてはかなりの応募点数になり、写真に対する関心の高さがうかがえました。 今回のテーマは「10年後に残したい北海道の原風景」。 皆さんそれぞれの感性で原風景を捉えており、楽しく審査することができました。 グランプリに輝いたのは、松井梨乃さんの「果ての空」。 第一回目に続いての連続グランプリとなりました。 「果ての空」は、道東の別海町で撮られたという作品で、エゾジカを1頭ストレートに捉えたものです。 シャッターチャンスの妙とも相まって、瞬時に計算された的確な構図も実に素晴らしいです。 フォトジェニックな色合いも良いと思います。 文字通り、こういった原風景は10年後といわず、未来永劫残ってもらいたいものですね。 全体の感想としては、地元美瑛の作品が意外に少なかったのが残念なところでもありました。 次回もまた、皆様の力作を拝見するのを楽しみにしております。

菊地 晴夫

フォテージフォトコン総評

恒例となったフォテージのフォトコンテスト審査を今年も担当させていただきました。昨年とはテーマが異なり、北海道全域が対象となったことで、とてもバリーション豊かな作品が寄せられたように感じています。ご存知のように北海道の広さのスケールは本州のそれとは大きく異なります。ひとことで「北海道」といっても植生も違えば気候も違うわけで、バリエーションが広がるのは当然といえば当然のことでしょう。結果、野生動物を捉えた松井さんの作品が最優秀となったわけですが、他にも魅力的な作品は多々あったことはぜひ伝えておきたいと思います。来年へ向けてのアドバイスとして、どうしても書いておきたいことがあります。それは、応募作品をプリントする際のクオリティについて。コンテストでは、プリントの良し悪しが結果を大きく左右します。不自然なまでに彩度の高いものやシャドウ側のトーンを無理やり引き上げたものは、やはり違和感を感じさせると同時に、プリントでも破綻が見られます。自宅のプリンターでうまくプリントできないのならば、ラボを利用してみることも、コンテストで勝つためには必要かもしれませんね。

中西敏貴

入賞された方も惜しくも選外となってしまった方も、次回のフォテージフォトコンテストへのご応募をお待ちしております。フォテージイン美瑛では、今後も様々なイベントを開催して参りますので是非こちらのブログをこまめにチェックしてみてください!