第三回フォテージイン美瑛フォトコンテスト 入選・審査員特別賞 作品発表

受賞された作品の中から今回は入選・審査員特別賞の作品発表をさせて頂きます。

 *** 入選 ***

「燃える夏」 鈴木 琢磨 さん

美瑛に通って写真を撮っていますが、この写真を撮影した日付近の朝焼け、夕焼けは本当に見事で ここまで焼けたのは個人的には初めてだったと思います。地面も真っ赤に染まり、興奮も大きかったのですが気持ちを抑えながら何とか撮影しました。またこのような景色に出会うために美瑛に通い続けたいと思います!

「荒天白日」 久野 隆史 さん

撮影場所は以前から冬に撮りたい所と決めていました。九州福岡からの撮影旅行の為撮影環境は自然任せです。当日は曇天で時折陽の差す幸運(?)に恵まれ風にカメラが飛ばされないよう注意しながら撮りました。乾雪が生き物の様に風に舞う姿を色見を押さえて撮りました。真冬の北海道のイメージを自分なりに表現できました。

「朝霧の丘」 若菜 和也 さん

コロナ禍で「毎月美瑛」が途切れ、今年は半分諦めていたところに、入選の連絡を頂き大変嬉しく思っています。今回のテーマ「Color of Hokkaido」では、美瑛のどの季節の色も大好きなのですが、早朝大雪の山に陽が昇って、丘を金色に染める瞬間がたまらなく好き。そんな時間に出会うと、寒さも忘れ夢中でシャッターを切りまくってしまいます。今回選出頂いた写真も、そんな1枚です。

 *** 審査員特別賞 ***

「white&blue」 加藤 剛  さん

僕にとって北海道の色は何色なのか?僕が浮かんだ色は、やはり雪景色の「白」でした。そして、真っ白な丘に伸びる影、あるいは、真っ白な丘の上に広がる空の色「青」でした。僕が美瑛へ行き始めた頃、審査員でもある中西敏貴先生、菊地晴夫先生などの“真っ白な丘に伸びる青い影”(美瑛ブルー)の多くの作品を見て感動しました。そんな影響を受けて、White(雪)とBlue(青い影)の美しさを撮影したくて、何度も何度も美瑛へ行かせて頂きました。この作品を撮影した場所は、僕は知らない場所だったのです。佐藤匡哉氏(社長)に案内して頂き撮影をさせて頂きました。影響を受けて撮り続けていた「 White & Blue 」と楽しい撮影時間の思い出がある作品を選んで頂き本当に嬉しいです。ありがとうございました。

「神秘の黄昏」 斉藤 均貴 さん

日中は雲に隠れていた山々が、日没近くになると急に姿をあらわに。明日朝の最低気温は-25℃の予報。このような日は、きっと何かが起こるのではと期待していると、陽が沈んだ直後の黄昏時に、大雪山旭岳が神秘的な輝きを見せてくれました。翌朝は-30℃と、ここ数年で一番の冷え込みとなりました。


「マガンのねぐら入り」   長友 逸郎 さん

宮島沼には春と秋マガンなどの渡り鳥が立ち寄る、豊富な餌と休める沼があるからだと思う。何回か夕日にチャレンジしているが、やわらかい太陽に出くわし、多くのマガンが太陽の沈む前に戻ってくることは遭遇できない、7万羽以上のマガンたちが集まるこの沼が旅の疲れをいやし、石狩平野の豊富な餌(稲などの落ち穂)があるからだと思います。いつまでも大切に守りたい自然です